ウインターハイキング
もう一月も下旬ですが、清里高原にはほとんど雪がありません。
もちろん標高1700mぐらいまで上がると場所によっては20cmほどの積雪はありますが、それでも例年に比べるとほとんど無いに等しい積雪量です。
こんな年も珍しいですね。
日本海側や東北、北海道の豪雪が羨ましい限りです。
ただ嘆いていてもしょうがないので、午後から山麓のハイキングに出かけました。
コースは東沢大橋から美し森方面の林間を回り、川俣川の東沢を横断して県立八ヶ岳牧場の広大な風景を眺めながら起点へと戻る周回コース。
八ヶ岳牧場の冬枯れた牧草地の褐色のトーンが少しさみしい2時間ウォークです。
そして野生動物との遭遇を期待した今回のハイキング、こちらも大外れの結果になってしまいました。
野鳥さえほとんど見ることができず、鹿など影も見えません。
ここしばらく続いた強い寒気の影響で、もっと標高の低い場所へ降りてしまったんでしょうか。
それでも雪のほとんど無い林道や遊歩道を歩くのも悪くありません。
川俣川にかかる氷瀑と化した「小滝」やカラマツの褐色を映した細い流れ、牧草地越しに眺める富士山や赤岳の姿はこの時期ならではの厳しさに満ちて、それはそれで素晴らしいものでした。
林道の日陰には5cmぐらいの雪が残っています。
ハンノキに付いた地衣。
「小滝」も凍り付いていました。
水の細くなった河原。枝先が赤く染まったカラマツ林を映しています。
権現岳東壁。雪は少ないですが厳しい表情は変わりません。
八ヶ岳牧場から見る赤岳。中央が真教寺尾根です。
アオナシの木を手前に置いて富士山の端正な姿も絵になります。
メギの赤い実が宝石のようです。
牛の毛か鹿の毛か?唯一の動物の痕跡。
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